縮毛矯正をかけて1ヶ月後と縮毛矯正の取り扱いについて
初めて縮毛矯正をした人も、定期的に縮毛矯正をしている人も、
1ヶ月経った時にどういう状態になっているのか?縮毛矯正アドバイザーが解説します。
・縮毛矯正をかけて1ヶ月後うねる場合
縮毛矯正をかけて1ヶ月後にクセが戻ったりうねったりする場合、その縮毛矯正は失敗しています。
縮毛矯正のかかりが弱かったという失敗です。
縮毛矯正は1ヶ月程度で取れるものではありません。
一度かけると元の髪に戻らないのが縮毛矯正の特性です。
「縮毛矯正をかけたけどクセが伸びてない」「縮毛矯正をかけたけど髪がうねる」「お家でシャンプーしたら元に戻った」という方は、早めにかけ直しのアポを取りましょう!
美容室のお直し保証は、5日以内・1週間以内・10日以内のやり直しは無料というサービスもありますので、期間を確認してかけ直しをしてもらいましょう!
・縮毛矯正をかけて1ヶ月後カラーをする場合
縮毛矯正の1ヶ月後にヘアカラーをするのは問題ありません。
気をつけることは、新生部と縮毛矯正部分とではヘアカラーの染まり方が違います。
縮毛矯正をかけた髪は、縮毛矯正の薬剤とアイロンの熱によるタンパク変性と熱変性の影響で、通常のヘアカラーの仕上がりと比べ脱色力と着色力が低下します。
全体を明るくする場合に、新生毛の部分だけが明るくなってしまう場合がよくありますので注意が必要です。
・縮毛矯正をかけて1ヶ月後トリートメントをする場合
縮毛矯正の1ヶ月後にトリートメントでヘアケアをする場合は、髪質改善トリートメントがおすすめです。
髪質改善トリートメントの中でも酸熱トリートメントが特に相性がいいです。
縮毛矯正は高いアルカリを使用して髪を軟化・還元し、過酸化水素で酸化させるますが、ダメージのある髪や酸化が甘い場合に、髪がアルカリ性のままになっていることがあります。
mkトリートメントはph3の強い酸性の力で髪を弱酸性に戻し、グリオキシル酸の架橋効果で縮毛矯正のタンパク変性と酸化をを強化することができます。
ケラチン系のステップトリートメントでは、縮毛矯正のヘアケアの効果は少ないといえます。
・縮毛矯正をかけて1ヶ月後のヘアケア
縮毛矯正のヘアケアの最重要ポイントは、出来るだけ縮毛矯正をかけた時の状態をキープすることです。
縮毛矯正は熱を加えて水分を蒸発させ、水素結合とタンパク変性を強制的に同時に利用します。
その時の髪の状態が一番髪の状態が強固になっています。
この状態をキープすることが縮毛矯正を長持ちさせる秘訣です。
そのためには毎日しっかりと髪を乾かしましょう!
髪の乾かしムラを無くすために、髪を乾かす前にヘアオイルは使用しません。
シャンプーは、洗浄力の弱いアミノ酸系タイプで良質なシリコンが入っているもの、ケラチンが配合されているものをおすすめします。
ノンシリコンシャンプーや洗浄力の強いオーガニックタイプや高級アルコールシャンプー・石鹸系シャンプーはおすすめしません。
トリートメントはケラチン配合で軽めのサラサラタイプがおすすめです。
1ヶ月に一度、美容室での髪質改善トリートメントのヘアケアがおすすめです!
・縮毛矯正を次回かけるのはいつ頃?
次回の縮毛矯正は4ヶ月後〜半年後が目安になります。
新しい髪が6センチ〜8センチほど伸びた頃をおすすめしています。
髪のクセがあまり強くない場合は、1年後が目安になります。
新しい髪が15センチほど伸びた頃をおすすめしています。
前髪の内側のクセや、つむじ周りの髪のクセなど
ピンポイントでクセが気になる場合は、4ヶ月前後が目安になります。
新しい髪が5センチほど伸びた頃をおすすめしています。
・まとめ
縮毛矯正をかけて1ヶ月後のヘアケアについて解説しました。
縮毛矯正が弱い。取れた気がする。クセが出る。
縮毛矯正のかかりが気になる場合は、1週間以内にかけ直す方ことをおすすめします。
出来るだけ早くかけ直す方が、髪のダメージが少なくかけることが出来ます。
「髪のダメージが強すぎてすぐにはかけれない」という時は、
髪がチリチリになって取り返しのつかない失敗です。
しばらく縮毛矯正は出来ません。
縮毛矯正が長持ちするヘアケアについては、縮毛矯正の原理を理解して
出来るだけ髪に水分が残らない状態をキープしましょう!
お家でのおすすめのプロダクツは髪に刺激が少ないシャンプーやトリートメントです。
美容室でのお手入れは酸熱系トリートメントがおすすめです。
縮毛矯正は1年に2回〜1回がおすすめです。
縮毛矯正の回数が3回以上になると、髪のダメージが蓄積し、取り返しのつかないダメージを引き起こす可能性が高くなります。
髪のダメージの蓄積が多くなればなるほど、縮毛矯正の難易度が高くなり、クセの伸びが甘くなったり質感が悪くなったりして悪循環になります。
綺麗な縮毛矯正の仕上がりを求めるなら、出来るだけダメージが少ない状態を維持することが大切です。
縮毛矯正の取り扱いについて参考になれば幸いです。